詰みが見えてきた

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前々回の日記で、差し止めの仮処分が出る前にライブドアを買っておこうと書きながら、結局買わずに、月曜日の高騰を指をくわえて見ていただけでした。残念。
そのあとニッポン放送も上がってて、ああいいなぁー、とこちらも羨望のまなざしで…。


素人目にもようやく詰みが見えてきた感がある。
もうニッポン放送も敗走状態で、フジテレビも今さらながら増配で対抗ですか。「前から配当性向を高めると言っていましたよ」などと日枝社長は言うのだが、そんなところで言い訳することはないじゃないの、と笑ってしまう。どうせなら、新株予約権を引き受ける理由をうまく考えればよかったのに。ライブドアへの対抗心を丸出しにするから、差し止められちゃうわけですよね。すべて後手後手。
「想定外に楽にことが運んだ」と堀江社長が笑っていそうです。

増配も一見株主に対して良さそうなニュースだけど、今までの配当金額はなんだったの?と文句も言いたくなる。むしろこれまでの株主軽視が、今回の増配で浮き彫りになっている。


ポニーキャニオンの社長のインタビューも見たけど、あの人はおもしろい。
ズバズバと本音で語るところには好感がもてる。ただ、「(ライブドアの)あんなエロサイトと一緒になりたくないよ」という誤認はどうして植えついちゃったのでしょうか。

差し止めされた時の亀渕社長の「社員の気持ちをわかってもらえなくて残念です」という言葉にもあるように(裁判所は法律に合致するかどうかを判断するところなので)、フジサンケイグループのトップには感情的になる人が多いのかもしれません。もっと冷静な判断をできる有能な人が上層部にいたら、もっと堀江社長を苦しめることができたのに、と思う。
まあ、そういう人はいたのかもしれないけれど、古い慣習の中で、有能な芽が摘み取られてしまって、みんなイエスマンになってしまったのかなぁと、考えてしまいます。


最後の対策はフジテレビがライブドアを買収してしまうことだってさ。
おもしろいから、450円ぐらいで公開買い付けしてみるといいと思う。
10%ぐらいは買えるか……、いや、450円じゃ無理だろうな。だって、フジテレビが買うことを表明した段階ですぐに高騰してしまうもの。ニッポン放送の株のように市場より安くてもTOBに応じる人なんかライブドアの株主にはいないからね。

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