税金を払う

前回の日記はこちら
確定申告の季節です。
株の売買で利益が出ているかたは確定申告をしましょう。利益が出ていなくて損しているよ、というかたも確定申告をしておくと、翌年度の申告にマイナス分が繰り越されるので、その分税金が安くなりますので、申告しておいたほうが得です。


1.申告書を手に入れる
プリンタがあれば、申告書は国税庁のホームページで手に入れて印刷すればOKです。私はプリンタが無いので、所轄の税務署から郵送してもらいました。
株をやっている人が申告に必要な用紙は、「確定申告書B」というやつと、「確定申告書(分離課税用)」というやつに、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」の3つです。
プリンタがあれば、国税庁のホームページで手に入れて印刷して手書きで書き込むか、指示に従って入力していけば、自動的に申告書が出来上がるのでそれを印刷するか、の2通りで大丈夫。
プリンタの無い私は、まずどんな用紙が欲しいかというメモと、A4サイズが入る返信用封筒に自分の名前と切手(120円分)を貼って、それを折りたたんで、定形の封筒に押し込んで、80円切手を貼って、所轄の税務署に送りました。所轄の税務署は、インターネットで調べました。だいたい区市町村ごとにあるみたいです。
あ、もちろん、その税務署が近くにあれば、そこまで取りに行ってもいいわけです。私の場合は、往復で交通費が400円もかかってしまうし、時間もかかるしということで、郵送してもらいました。
あと、名古屋あたりでは、わざわざ用紙に記入しなくてもいい、電子申告というシステムも始まっているようです。いずれ全国に広がっていってこっちが主流になるでしょう。わざわざ紙に書き込むなんて面倒だし、税務署の人だって電子データになっていたほうが検算が楽でしょうから。


2.申告書に記入する
手に入れた確定申告書に記入します。
記入の仕方も国税庁のホームページにPDF形式で手に入ります。それを見ながらやるのもよし、印刷するもよし、税務署から郵送してもらうもよし。私の場合は、パソコンの画面で見ながらやろうかなと思っていたら、申告書の用紙を送付してもらうために送った返信用封筒に、その申告書の書き方の書かれた冊子も同封してくれました。
株の売買についての申告方法としては、まず、去年1年間で「売った株」について自分でまとめておきます。まあ、証券会社でまとめているはずなので、証券会社のサイトでチェックするなり、あるいは、取引明細を送付してくれる証券会社ならそれを見ればいいわけです。
その「売った株」が全部で何株で、合計いくらで売れたかを計算しておく。
私の場合は、去年の10月末からながら、全部まとめて1万2716株、214万2400円にもなっていた。200万とか見るとビックリですが、まあ、1回の取引あたりは10万円とか20万円とかですので、回数を重ねればこのぐらいはすぐなるのでしょう。
さらに、その「売った株」を買ったときにいくらだったかを合計します。
私の場合は210万9400円でした。
そのうえ、売買にかかった手数料の合計も計算する。私の場合、1万2600円も払っていた。この手数料は、きっと買ったときと売ったときの両方の合計で、手数料にかかる消費税も含めちゃっていいはず。私の場合は、1回の売買での手数料が400円、消費税が20円で、買い16回、売り14回だったので、(400円+20円)×(16回+14回)=1万2600円となりました。
そして、それらの金額を「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」に記入します。この明細書は「未公開分」と「上場分」に株を2つの種類に分けて書くようになってますが、証券会社で売買したものは、まあ上場分のほうになるでしょう。私も全て上場分の欄に書いて、未公開分のほうは空欄にしました。
収入:214万2400円、取得費:210万9400円、委託手数料:1万2600円
で、差引金額(所得金額)が2万400円。
それから、裏面の「譲渡した主な株式等の明細」のところに、全株数と証券会社と収入金額を書いておく。
次に、「確定申告書(分離課税用)」の用紙に、書き写す。
「税金の計算」のところで、下3桁は切り捨てられて、所得金額が2万円ちょうどとなった。
そんでもって、所得税額は所得金額の7%ということなので、1400円になる。
なんだ、1400円かぁ、たいしたことないなぁ、とほっと一安心。
さらに、「確定申告書B」の用紙にその1400円を書き写していくと、「定率減税額」というのがあって、さらに20%引きになる。280円が減税されて、結局税額は1120円になった。(定率減税額は最大で25万円まで)
最後に、「納める税金」の欄で、下2桁が切り捨てられたので、1100円ということになった。
その他、必要事項を記入して、終了。


3.申告書を提出する
確定申告書の提出も郵送で可能だ。A4が入る封筒に、120円分の切手を貼って、所轄の税務署に送ればいい。


ちなみに、株の儲けに対する所得税は7%だが、これに住民税が3%加わることになる。あとで、住んでいる市区町村から送られてくる住民税の納付書類に、今回申告した所得金額の3%分が住民税に加えられていることになる。私の場合は600円。
次回の日記はこちら