株券を見てみたい

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買った株の株券はどうなるのだろうか。
連載32回目という節目を迎え(2の5乗)、いまさらだが考えてみる。
少なくとも私のところに郵送されてくることはない。「普通ホフリだろ」という声が聞こえてくるようだが、この日記は私の体験記プラス初心者への入門用でもあるので、そこらあたりをゆっくり説明してみよう。
実は、証券会社に口座を開設するときの書類の中に、保護預り契約書だか承諾書だかの紙ぺら一枚もあって、それにも名前とハンコを押した記憶があります。
これは、あなたの買った株券を「証券保管振替機構」が預かりますよというもので、これにより、いちいち株券を郵送してもらったり、証券会社に持っていったりすることもなく、株の売買がスムーズに行われるわけなのだ。
「… かん ふりかえ …」だから「ほふり」と呼ばれている。
株を買ったら証券会社から「ほふり」に、○○会社の株は誰々が△株持ちましたよという連絡がいくので(たぶん、コンピュータで機械的に)、「ほふり」のデータベースに購入者の名前とかが登録されることになっているはずである。
そして、この名簿を元に、配当金やら株主優待やら株主総会の通知とかが、ちゃんとわれわれ株主まで届くことになるのである。
今調べてみたらこの制度は、平成3年の秋から始まっているんですね。意外と新しくてびっくり。それ以前は実際に株券の受け渡しをしていたんでしょうかね。
そんな便利な制度なのだが、せっかく株主になったのに株券を手にしないのはなんだか寂しいものである。証券会社に頼めば、手数料がかかるけれど、ちゃんと郵送してもらえるので、もしも株を買った会社が突然倒産をして、持っていた株が紙くず同然になってしまったら、記念にひとつ送ってもらうか。ってそんな時にそんなに冷静でいられないかもしれないが……。


ニッポン放送」株を売買しました。言わずと知れたラジオの会社です。
よくわからないけれど、今度スタジオを作るっていうんで、持っているフジテレビの株を売り払って資金を作るようなことが報道されて、それが、どーたらこーたらで(よくわからなかった…)株価が下がってしまった直後です。
やっぱり株価が下がったときが株を買う狙い目でしょう、ということで、1月22日に4150円で10株買いました。この株はちょっと珍しい10株単位の株なので、その最低単位を。
支出:4150円×10株+手数料400円+消費税20円 = 4万1920円
んで、その日はちょびっと上がっただけだったけど、今日になってだいぶ上がってきたので、4340円になったときに売ってしまいました。
収入:4340円×10株−手数料400円−消費税20円 = 4万2980円
しめて、プラス1060円。20株にしておけば良かったなぁとか考えるときりがないので、これで満足しておかなくては。
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