日産自動車をついに清算

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12月18日の日記で書いた「書きたいこと」の3番目は明日に飛ばして、4番目。


自動車株がいい感じに上がっている。
日本の株の筆頭に挙げられるのが「トヨタ自動車」である、といってもいいだろう。聞くところによると、大手の保険会社とかは主に「トヨタ自動車」の株を買って資産を運用しているらしい。安定した業績でつぶれる心配がなく、1年間で約1%の配当がつくのが魅力なのだろう。
そんなトヨタの株価がぐんぐん上がっているのだ。
11月25日につけた終値3150円から、今日の終値3640円まで、ほとんど一直線に上がってきている。→Yahoo!チャート参照
これはいったいどういうことなのだろうか。
自動車株は前にも書いたけれど、為替(かわせ)に影響されやすい。つまり、海外へ自動車を輸出する関係で、円高になると利益が減り、円安になると利益が増えるということだ。だから、株価が上がっていくのは円安になっているからだ、というとそうでもない。むしろ円高が進みがちなところを、なんとか踏みとどまっているような状態である。
円高にならないように踏みとどまらせている原因に、「政府の介入」があるらしい。円高にさせないために、政府が大金をはたいて、円を売りドルを買うのだ。その規模は1回の介入で1兆円にものぼるらしい。この間もその介入があったらしく、突然1円ほど円安になった。
トヨタを筆頭とした日本の株価が、円高によって下落するのを防ぐために、政府が大金を使って為替へ介入するわけだ。政府も、せっかく景気が良くなりかけているところなのに、円高によってそれが鈍るのは避けたいという思惑があるのだと思う。ということは、ある意味、トヨタを含めた自動車株や輸出関連株には、政府の後ろ盾があるのと同じことのような気がする。
さらに、ある記事によると、トヨタ自動車株が公的資金によって買われているのではないか、という憶測も出ているらしい。
公的資金といえば、経営が苦しくなった銀行に対して、国からの恵みのお金だというイメージがあるけれど、こういった景気を左右するような主要株を買ったりもするのだろうか。


そんなわけで、トヨタが先導するような形で、自動車株全体が高くなったのが12月18日のこと。もちろん気になるのはわたしが持っている「日産自動車」の株価。
おかげで、18日、19日、そして今日22日と、ホップ・ステップ・ジャンプというように株価が上がって、なんとか1240円台の収支プラス圏に入った。
年末ということもあり、4日連続で上がることはないだろうという予想をたてて、今日1241円で持っていた4株をすべて売ってしまいました。
収入:1241円×4株−手数料400円−消費税20円 = 49万5980円
ふう、やっと肩の荷がおりた感じです。
今回の日産自動車を振り返ってみると、1320円で1株買ってしまったのが間違いで、その後低迷を続けて一時1100円台にまで下がってしまった。しかたないから、1217円で2株を買い増しして、平均購買価格を下げる作戦を取ったものの、また下がってしまって、損が増える状態に。そして、さらに1182円でもう1株買い増すことで、さらに平均を下げた結果、ようやく1239円がプラスマイナスの境目になり、そして、今日、1241円ですべてを清算したところ。
約1ヵ月半の攻防は長かった。こんなにひきずるつもりはなかったのに。
んで、収支のほうはというと、手数料や消費税を含めて、プラス1120円。
いろいろ勉強になったうえに、わずかだがプラスで終われたんだから、素直に喜んでしまうビンボウ人のわたしなのです。
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