フセイン拘束と株価、または、株価1円の攻防

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前回の日記で書いた「書きたいこと」の2番目。
イラクの元大統領フセインが拘束されたのが伝わったのは12月14日の日曜日の午後7時30分頃のこと。サッカーのトヨタカップを見ていて、このニュース速報が出たときには、思わず「おっ!」と声が出てしまいました。
もちろん頭にすぐ浮かんだのは株価のことです。月曜日になったら株価がぐんと上がってくれるだろう、とすぐさま思いました。
予想はこう。
日本をはじめとして各国の株価が大きく上がる。とうぜん、アメリカの株価も上がる。そうすれば、次の日の日本の株価も上がる。という、つまり、2段ロケット方式とでも言いましょうか、2日連続で上がるはずだという予想を立てたわけです。
しかしどうでしょう。たしかに月曜日の日本の株価は上がりました。終値も高値でとどまって、明日への期待がうかがえる終わり方でした。アジア各国も、ヨーロッパでも大幅上昇しました。
なのになのに、アメリカの株価は、たしかに朝の寄り付きでは大きく値を上げていましたが、そこからぐんぐん下がっていき、終値は前日よりマイナスになってしまいました。
これでは、2段ロケットの2段目への点火は失敗です。あ、そんな失敗をしたロケットがついこの間もニュースでやってましたが…。
ダメだこりゃ、という感じで、日本の株価は急落。1日だけのお祭りに終わりました。


そんなフセイン効果で盛り上がっている時に、私が買ったのは「プライムシステム」という株。「あしぎん」よ、もう一度というような気分で、経営の危ないこの会社の1株6円という株を5000株買ってみました。
タイミングを見計らって、6円が品切れになって、7円に移る瞬間に買いました。
支出:6円×5000株+手数料400円+消費税20円 = 3万4200円
5000株なので、1円上がると約5000円のもうけです。もちろん7円で売るつもりだったのだが……。
買えたものの、よくみたら、まだ6円が品切れになっていないではないですか。値が上がる瞬間に買ったつもりだったのに、次から次へと6円の売りが出てきていて、7円に上がってくれなかったのです。しばらく様子をみていたら、どんどん6円の売りが増えていってしまいました。
なるほど、他の株が上がっているわけだから、わざわざこのようなリスクのある株にお金をつぎ込むのではなくて、他の株を買っていたほうがいい、という心理が働いているようです。たしかに、「あしぎんFG」の株価が上がっていたときは、他の株は冴えない状態で、「あしぎんFG」に資金が集中していたという経緯がありました。…というのを「プライムシステム」の株を買ってしまってから思いついても意味がないわけで。
しばらく気配値を見ていたのだが、いっこうに上がる気配はなく、むしろこのままだと、いずれ6円の売りがたまりつつ、5円の買いが減ってしまって、5円ですら売れなくなりそうだぞという不安が募ってまいりました。
失敗は潔く認めるのが、損を大きくさせないコツだというわけで、6円で買ったものの5円で売ることに決断しました。
収入:5円×5000株−手数料400円−消費税20円 = 2万4580円
しめて、5840円の損となってしまいました。でも、あのまま我慢して見守っていたら、1万円、1万5千円とマイナスがふくらんでいってしまいそうだったので、自分としてはこれでよしとするわけです。
実際、その後の今日まで6円を超えることはなく、今日の終値にいたっては、2円になってしまっている状態だから、早い決断がマイナスを最小限にとどめたという結果になっています。
さすがに2匹目のどじょうはいなかったということで、まとめたところで、今日は終わり。
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