株を買うための基礎知識

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さあ、株を買うぞ、と思っても、いったい何から始めればいいかわからないと困るので、簡単に株を買うための準備を書いておこう。
まず、株は、日本では20歳以上の人なら誰でも買えるそうである。まあ、犯罪を犯して刑務所にいる人とかはさすがに買えないんでしょうが、普通に暮らしている一般人なら誰でも買えるらしい。別に資格とかはいらないし、預貯金額とかも調べられることもないし、年収とかも報告する必要はなさそうである。意外とルーズなのだ。
そこで、20歳以上のあなたはまず、証券会社で自分の口座を作るところから始める。そうなのだ。株は証券会社で買わなくてはいけない。んで、お金のやり取りをするために、銀行口座のような、証券口座を開くわけだ。今や、インターネットで株の売買をすることができるので、口座の申し込みも証券会社のホームページで簡単にできる。
申し込むと、正式な申込書が郵送されて、それに必要事項を記入し、印鑑を押して、あと口座を開くために「本人確認書類」なるもの(住民票とか運転免許証のコピーとか保険証のコピーなど)を一緒に同封して、送り返す。
するってぇと、口座が開設されるので、まずは、その口座にお金を振り込む。
ここまではいいだろうけど、問題は、その金額だろう。
はたして、いくらあれば株は買えるのだろうか。

10月24日の終値(おわりね・その日最後の売買価格)を見てみよう。

これは、1株の値段だけど、ずいぶん差があるものである。
NECなんか940円あれば買えるんだ、と考えるのは甘い。
実は、一度にいくつずつ買わなくてはいけないというが単位が決められているのだ。

  • ヤフー     1株ずつ
  • 楽天      1株ずつ
  • ソニー    100株ずつ
  • トヨタ自動車 100株ずつ
  • NEC    1000株ずつ

これを考慮してみると、ヤフーの場合は最低でも160万円必要だけど、トヨタ自動車なら32万円ちょっとだということがわかる。
30万円はちと高いなぁと貧乏人の私は思う。もっと安いのはないかと探してみると……

  • カネボウ     129円(1000株)=12万9000円
  • 日産自動車    1225円( 100株)=12万2500円
  • ジャストシステム 385円( 100株)= 3万8500円
  • なが多       19円(1000株)= 1万9000円
  • 森本組       1円(1000株)=  1000円

安く買えるのもあるなぁ、と思っていると痛い目にあったりするわけである。「森本組」は、破綻したばっかりで、この株は買えないらしい。「なが多」は収益が悪化しているようだ。あんまり安いのも考えものである。「日産自動車」経営不振だというニュースがあったが、このところだいぶ持ち直してきているので、もしかしたら買い頃かも?
というわけで、貧乏人でも最低10万円ぐらいは必要のようだ。
さらに、株を売ったり買ったりするときには、証券会社に手数料を払わなくてはならない。
ちょっと調べたところによると、売買金額の1%とか、一律1000円とか、各証券会社でさまざまのようだ。貧乏人には、この手数料がやや高い。そのうえ、手数料に消費税がかかるということだ。
それから、株を売って儲けた場合には、税金も払わなくてはならない。儲け分の10%(2008年以降は20%)が税金として取られてしまうのだ。

なるほどね。株の売買が活発になれば、証券会社や国が儲かるってことかぁ。
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